- 1 名前:貴志解誓 ◆uAcwoW6b/c:2009/06/21 19:14:00 IP:218.228.166.124
- メモ帳で書き溜めてきた貴志解誓の二次小説倉庫フォルダが火を噴くぜ!(Σナンゾ
……と思ったけど、マイペースに更新していきます。タイトルの通り、しゅごキャラ! の小説を貴志解誓が書くスレッドです。
前回の小説スレの失敗で悩みながらもなんとか復帰。新スレということで前の主人公、あやね達がここに集います。
「失敗って何それ?」って方はこの掲示板の上辺りにある検索エンジンで「地獄 ブラックコーヒー」と打って調べてみてください。見てもいいけど、笑わないでね? ホント……。
↓はこの小説のまとめwiki。ロゴはフリーソフトで製作。四葉と真ん中の球体については後々明らかになるので触れないでね。
ttp://www15.atwiki.jp/herochara/
↑のURLをコピーしてアドレスに貼り付け、先頭に「h」を付けてGO!(でも登場人物のネタバレ注意)
●◎決まり事◎●
○荒らしや中傷は(・∀・)カエレ!!
○このスレは貴志解誓だけが小説を書くところ、ということを覚えてほしいな。
○貴志解誓が書く小説には特撮やアニメ、漫画やゲームその他諸々のパロディが含まれます。作中にあるパロディの内容はまとめwikiに後に記載されるので、ここでは聞かないように(しゅごキャラ! と関係なくなるし)。
○貴志解誓が書く小説は、しゅごキャラ! の主要人物があまり出てこなかったり、日奈森さんがヤヴァイことになったりします。逆にモブキャラが目立ちますのでそーゆーのが嫌いな方は読むの控えた方がよいかと。
○貴志解誓が書く小説には、オリジナルキャラクターやオリジナル設定、オリジナルしゅごキャラや要素などがてんこ盛りですよ。原作のテーマに沿っていなくても文句いわないこと。
○講談社は著作権が厳しいことをこの前、知った。その出版社の関係者の方から警告を頂いた場合は即刻、連載を中止します。
○アドバイス(でも厳しいのはちょっと……)や感想、応援は大歓迎。オリキャラ募集? どうしようかな……。
○ときどき、境界宇宙の図書館にあるパソコンから主人公達がこのスレッドに遊びに来ることがあります。
○以上の六つが守れない人はブラウザの戻るボタンクリックよろしく。
それでは、そろそろ書きますのでしばしお待ちを……。
あ、言い忘れてた。この小説には複数の主人公が存在し、その主人公一人ひとりの目線で物語は繰り広げられます。
しゅごキャラ! のとある登場人物が言っていたように、主人公は何かが足りない人物ばかり。
だけど現時点で主人公と成りえる人物はあまりいません。物語が進み、主人公達に関わる登場人物が何かが欠けていることに作中で暴かれた時、その人物は主人公と成りえるのです。
一人の主人公の物語では語られなかったことが、違う主人公の目線ではわかるようになる。この物語は二度三度おいしいんですw
- 13 名前:貴志解誓 ◆uAcwoW6b/c:2009/06/24 21:08:00 IP:218.228.166.124
- Scenario【Ayane】T:【あやねちゃんの】円満希望<久遠絶望【憂鬱】
真冬の風をモロにくらって悴んだ両手を息で温めながら、あたしは学び舎の廊下を進んでいた。
歩んでいる辺りには、トイレ前でキャッキャと耳障りな甲高い声を出しながら戯れている女子共や、丸めた新聞同士を打ち合い、どこかの時代劇の剣戟シーンのようなものを下手に再現している下級生の男子がいたりする。
そんな様子を横目で見ながら去っていく。すると、あたしが通り過ぎると同時に視線がこっちに向き、廊下がみるみるうちに静まっていく。
……まぁ、相手と自分の距離が離れていくと、またすぐに騒ぐか。
予鈴が鳴ったわけでもないのに、あたしの足が小走り気味になっている理由は二つある。
一つは、この寒くて冷たい空間から抜け出したかったため。今から行かなければならない"場所"には暖かい空気を生むモノが端に置いてあるからだ。
もう一つは、居なければならない小さな空間に一秒でも早く入り、自分の世界に浸りたいから。
そしていま、あたしはその行かなければならない"場所"に通じる扉を開けた。
ガラッ。
自分の目の前に広がるのは、楽しそうなクラスメイトの笑い声。
ここは"教室"。これから夕方暮れまで過ごすこととなる退屈で嫌いな場所だ。
「…………」
『ドアの前で立ち往生していると、後に登校してきたお友達の迷惑になるからやめてください』って散々言われていたのに、この時期になってもまだ大人しく従わないのか。あたしは鬱積する。まったく、最近の子供は……。
さっきまで教室の入り口でふざけていた男子三人組は、動きを止めて入り口に腕を組んで堂々と立っている自分を凝視した。何故か冷や汗が顔に浮いている。
「……邪魔」
あたしは少し冷たげに言い放った。
その台詞に応じるかのように、無言であたしを避ける男子三人組を睨むように一瞥すると教室に足を踏み入れる。
さっきまで耳障りだった若々しいはしゃぎ声がピタリと止んだ。
窓際の一番後方の自分の席に腰を下ろす。
すると一人の視線が自分から逸れ、次々に教室に居る者がさっきまで為していた会話や一時間目の用意などを行い、さっきまでのにぎやかさを取り戻した。
あたしはそんな光景を見て「ふん……」と鼻息を漏らすと、肩に掛けていた六年間使い古しのランドセルをロッカーに収納させ、一冊の分厚い本を取り出す。
書籍を開く。挟まれていた飾り気のない灰色の栞を取り、あたしはページに羅列している黒い文字に目を通した。
自分はクラスで孤立していた。
同級生達が騒ぎはしゃぐこの教室という空間も、あたしがいるスペースだけが閑静なように感じてしまう。
自分のいる辺り一文字で表すなら『無』という言葉が相応している。自分の居る周辺には誰も近寄ろうとしない。隣の席の男子生徒も、あたしの様子を窺いながら椅子に座っている。
……でも、これでいいんだ。よくよく考えてみれば、あの事は全てあたしの責任。母さんの仕事が無くなってしまったことも、親父が壊れてしまったことも。
親父は言ったことは、案外間違っていなかったのかもしれん……。
やっぱりあたし……は一人――――と思った、
その刹那。
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